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Introduction
格安の謎中華製ゲーム機R36Sで、PC-98のゲームをプレイ可能な状態で動かす環境を整える。
R36Sはアナログスティックを2つ備えていて、このスティックにマウス操作、もう片方に各種ホットキーを割当てれば割と遊べるんじゃなかろうか、と思ったのがこの機種でPC-98を試してみようと思ったきっかけ。
昔のPCのゲームはキーボード操作が殆どだが、実際に使うボタンはそこまで多くない事も多く、昨今のゲーム機の、ボタン数が10以上あるゲーム機であれば大体割り当ててしまえたりする。ゲーム機のコントローラーじゃ難しいと思い込んでいたPCゲームも意外とできるもんである。
ただ、当然あるものと思っていた仮想キーボードの機能1がnp2kai on retroarchにはなかったり、ディスプレイサイズが3.5では小さくて見えなかったりする文字や画像があるのが微妙な所である。
用意するもの
- ArkOSがインストール済みのR36S
- Windows PC
- wifiドングル(&wifi環境)
wifiドングルは安ければ数百円で買えるが、OSが認識できる実績のある枯れたチップを使っているものが良い(ArkOSはUbuntuベースなので、Ubuntuで認識するものであれば認識する⋯筈) - USB Type-C変換アダプター
100均のもので特に問題なし

wifiに接続
wifiドングルを接続し、Options > WIFI を選択

Connect to new WiFi connectionを選択し、SSIDを選択したらパスワードを入力。接続成功後 Activation しておくと、ドングルを接続するたびに自動で接続してくれるようになる。



R36S側から、Options > Enable Remote Services を選択すると、SMBとSSHが有効になり、ファイルの転送やSSHが行えるようになる。

BIOS、ROMを転送する
Windowsエクスプローラーのアドレスバーに\\rg351mp.local2を入力するとR36Sの共有ディレクトリが見えるので、ファイルの転送を行なっていく。
アクセスすると、R36S側で共有された3つのディレクトリが見える。

BIOSファイルを配置
\\roms\bios\ ディレクトリにnp2kai ディレクトリを作成し、BIOSファイルを置く。Linuxは大文字小文字の区別をするのであわせておく。
\\rg351mp.local\roms\bios\np2kai
ROMファイルを配置
下記にアクセスし、ROM3ファイルを置く。
\\rg351mp.local\roms\pc98ROMファイルを置いた後、ArkOSメニューのFAVORITES等の適当な項目に入り、SELECT > UPDATE GAME LIST を押すと、メインのメニューにPC-9801が出てくる。

PC-98のCOREをnp2kaiに変更する
STARTボタン > EMULATOR SETTINGS > NEC – PC98 > CORE > NP2KAI

デフォルトだとNEKOP2になっているが、キーのカスタマイズ等がより細かくできるnp2kaiに変更
BIOSの確認
PC-9801の任意のゲームを起動し、
Retroarchメニュー4 > Information > Core Information
を選択しBIOSファイルが読み込まれているのを確認。


Present、使用可能と表示されていれば認識されている。
Retroarchの設定
Retroarch全体の設定
ArkOSのメニューからRetroarch(32じゃないほう)を単体で起動し、下記を設定
グローバルコアオプションを無効
設定>設定>グローバルコアオプションファイルを使用>OFF

これがオン(デフォルト)の状態だと、コアオプションが共通の設定となる。言い換えると、ゲーム毎の設定ができず、このゲームは速度を下げる、このゲームは音源を変える、といった個別設定ができない。
メニューの項目表示(お好み)
- 日本語
Settings > User Interface > Language >Japanese
日本語の方が安心感はあるが、英数字も全て全角になり、何故か余白も狭くなる。全ての文字が入らないケースが多くなり、入り切らない文字はカーソルを合わせると左右にスクロールされるので読めない事はないが、慣れたら英語に戻した方が良いかも(デフォルトテーマのrguiの場合)。↑のBIOS画像が違いが解りやすい。 - メニュー項目の表示/非表示
再起動を表示 > OFF
これはOS毎再起動なので、retroarchからOSの再起動はしないのでオフに
シャットダウンを表示 > OFF
上記同様retroarchからシャットダウンはしないので、オフ
終了を表示 > ON
こっちはretroarchの終了になり、使うのでオン
動画を表示 > OFF
ネットプレイを表示 > OFF


設定を終えたら、設定ファイル > 現在の設定を保存し終了。保存しないと設定が消える。
PC-98全体の設定
ArkOSのメニューからRetroarch(32じゃないほう)を単体で起動してnp2kaiコアをロード&開始するか、PC-98のゲームを起動し、下記を設定(お好み)
- 設定ビデオスケーリング アスペクト比 > 1:1PAR(8:5 DAR)
640*480のディスプレイに640*400の解像度を表示させるので1:1にすると上下40ドットの隙間ができるが、縦に間延びしたフォントは特に違和感を感じるため
↑縦に引き伸ばされている画像
- クイックメニュー > コアオプション > S2M(Joypad Analog Stick to Mouse)Mapping > L-Stick
マウスポインタの移動操作を、デフォルトの右下のアナログスティックから左下の方に変更。十字キーと同じ左側の方が自然に感じるため5。
2回目以降はゲーム毎の入力方法、環境の作成について書いていく予定。